全てのヒトにはGIFTがある。
私たちの活動は「障がいの有無や程度に関わらず、子どもたちのGIFTを最大化すること」をミッションとして、2016年NPOの立ち上げから始まりました。当初のギラギラ燃える勢いから、山超え谷超え話し合いを経て、爽やかな風が吹き抜ける法人へと変貌を遂げました。その過程で、どれだけ風が吹いても変わらなかったことは、役員4人の仲の良さと、冒頭に掲げた信念です。
私たちにも、あなたにも。誰1人例外なく、全てのヒトには持って生まれたGIFTがあります。
“みんなGIFTに気づいて、幸せになろうよ“ そんな想いを持って、私たちは今日も駆け抜けます。
“はびりす”の由来
私たちの出会いは、病院のリハビリテーション科でした。リハビリテーションという言葉を分解すると、“re”は再びという意味で、”habils”は最適、”taion”すること、つまりrehabilitationとは、「再生する」ことを意味します。
はびりすの語源は「habilitation」。再生しなくても、今のあなたのままで素晴らしい、という私たちの考えと合致します。
例えば、多動な山口は動き回るからこそ素晴らしいということになりますが、あなたのキャラを爆発させようよ!というシンボルとして、動の象徴であるリスをマスコットキャラクターとしました。
役員紹介
株式会社りすの実 代表取締役/NPO法人はびりす 代表理事
山口 清明(作業療法士)Sayaka Yamaguchi
1973年 東京生まれの神戸育ち。SFC卒業後ビジネスマンとなるがデスクワークという高い壁にぶち当たり挫折。ある日、作業療法の本を手にし「オ、オレのことが書いてあるじゃないか!」と雷に打たれたような衝撃を受け夜間の専門学校へ入学。32歳で作業療法士の資格を取得。
OTとなって初めての就職先は、ある病院のリハビリテーション科。しかしエネルギーが収まりきらず、はびりすを起業。
縦横無尽な作業療法を追求し、飛騨市にもはびりすを開設する。現在は行政、オンラインと、業種を飛び越え自分の頭の飽きっぽさと闘いつつ、新しいことを探し続けるTADOO登山家である。
株式会社りすの実 副代表取締役/NPO法人はびりす 副代表理事
鹿野 昭幸(理学療法士)Akiyuki Shikano
1982年岐阜生まれ。高校の時に起きた母の事故をきっかけに理学療法士の道に進む。
その後、町立病院のリハビリテーション科に勤務する中で作業療法士の山口と出会う。
「障がいを治す」ことに尽力してきたが、山口の「障がいの有無に関わらずその人らしく生きることが大事じゃない?」という問いに衝撃を受け、共に起業することを決意。病院を飛び出した。
学生時代から培ってきた陸上経験を生かし、必要なところへはどこへでも駆け回る。自身も二児の父。訪れる方と親としての楽しさや悩みも共感しながら、60歳を過ぎても爽やかにかけっこできる体と遊び心を保つことが目標。
株式会社りすの実 専務取締役/NPO法人はびりす 理事
山口 静香(言語聴覚士)Shizuka Yamaguchi
1973年 岐阜生まれ。学生の頃は手話やコミュニケーションにのめり込み、福祉の道へ。社会福祉士として、高齢者福祉や行政の仕事に携わる。
ゆっくりと育つわが子の育児に直面し、「ぴったりのOTがいる」と紹介された病院で山口と出会う。その後同病院へ就職し、山口らと共にはびりすを起業することになる。
子どもがイキイキと遊び、ゆっくりながら育っていく姿を見て、自分ももっと学びたい希望が湧き、コミュニケーションの世界を追求すべく40代半ばで言語聴覚士の養成校へ入学。若者の中で苦しみつつ学び、資格を取得。その後HABILIS-HIDAを開設、はびりすや保育園、学校でこどもやお母さんたちと多くの時間を過ごす日々を送る。絵を描いているととても幸せ。
株式会社りすの実 常務取締役/NPO法人はびりす 正会員
奥津 光佳(作業療法士)Mitsuyoshi Okutsu
1993年 神奈川生まれ。大学生の時に山口に出会い、大学で学んだ作業療法とはまったく違う世界を知り、その感動のまま卒業後に岐阜へと旅立つ。
人とのコミュニケーションが得意でないが、クライアントやスタッフに助けてもらいながら、大好きな作業療法をよりよく実践できるようになるため、試行錯誤を繰り返す日々を送る。
「クライアントの作業のためなら、どこへでも行き、なんでもしなさい。」という恩師の教えをもとに、現在は岐阜県飛騨市内の小中学校に常駐しながら、はびりすの仲間たちと新しい作業療法の実践モデルを創り上げ、世界へ発信しようと奮闘中。